わたしたちのルノワール

2026
718日(土)~913日(日)

熊本県立美術館 本館

わたしたちのルノワール わたしたちのルノワール

 開館50周年の節目を迎えた熊本県立美術館を皮切りに、静岡、大分、東京、岡山の全国5会場で特別展「わたしたちのルノワール」を開催します。
 19世紀フランス印象派を代表する画家ピエール=オーギュスト·ルノワール(1841-1919)。明るく幸福な雰囲気に満ちたその作品は、日本においても長く愛されてきました。なぜルノワールはこれほどまでに日本で親しまれてきたのでしょうか。その理由の一つは、全国各地の美術館でその作品を“実際に見ることができる”という点にあるのかもしれません。
 日本が西洋の美術に門戸を開いて間もない明治時代、一部の美術愛好家や画家たちによって受け入れられたルノワールの作品は、やがて昭和から平成にかけて全国の美術館や企業コレクションに収められ、展覧会はもちろん、雑誌やテレビなどのメディアを通して、気軽にその芸術に親しむことができるようになっていきます。
 本展はルノワールが日本で受容され、身近な画家として、いわば「わたしたちのルノワール」になるまでの道のりを辿ります。同時にルノワールから影響を受けた日本の画家たち、ルノワールと同時代の印象派の画家たちの作品も展示します。ルノワールと日本が歩んできた歴史に思いを馳せていただき、わたしたちが長く親しみ愛してきたルノワールの世界をご堪能ください。

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  • 2026.07.14 公式サイトを公開いたしました。

ABOUT

ピエール=オーギュスト・ルノワール

Pierre-Auguste Renoir 1841-1919

ルノワール

 「人生、辛いこと苦しいことがいっぱいある。だから楽しいことをいっぱい描くんだ」とルノワールは言った。可愛らしい少女や豊かな肉体の女性、楽しそうに踊ったりする人々の姿を多く描いた「幸福の画家」でした。

 1841年2月25日フランス中西部のリモージュで仕立屋の息子として生まれ、3歳の時に一家はパリへ移住。13歳で磁器の絵付職人の見習いとなったものの失業。その後は扇子の装飾などを手がけていました。

 20歳の時に(1861年)、画家になることを決意してグレールの画塾に入り、ここでモネ、シスレー、バジールらと知り合います。その後、サロン・ド・パリ(官展)に初入選し入選を重ねます。1870年(29歳)、普仏戦争の勃発にともない騎兵隊に従軍しますが翌年パリ・コミューンの動乱に揺れるパリに戻ります。

 パリ・コミューン終息後、出品していたサロンは保守性を増し、落選が続きました。こうしたこともあって、1874年(33歳)、サロンから独立したグループ展をモネやピサロとともに開催。後に「第1回印象派展」と呼ばれる展覧会です。写実性を重んじるアカデミズム絵画が主流だった当時、新しい表現を模索したグループ展は、世間の酷評にさらされ、経済的にも苦しい時代が続きます。一方でジョルジュ・シャルパンティエといったパトロンたちが現れます。

 モノの形を曖昧に描く印象派の技法に疑問を感じていたところ、40歳の時にアルジェリアやイタリアを旅し、特にローマでラファエロの作品に触れて大きな感銘を受けます。画商デュラン=リュエルの支援もあり41歳になった時の第7回印象派展に『舟遊びの昼食』を出品。この頃から明確な輪郭線が現れ始め、古典主義への関心が強まっていきます。

 しかし50歳を過ぎた頃から(1890年代)今度は古典主義的な画風を脱し、温かい色調の女性裸婦を数多く制作。その頃には作品が政府の買上げになったり、勲章を授与されたりし名声を得るようになります。私生活では、正式に結婚したアリーヌとの間に3人の男の子に恵まれますが、50歳の頃から関節リウマチが発症。その療養のためもあって、晩年は暖かな南フランスのカーニュ=シュル=メールでリウマチと戦いながらも最後まで制作を続けました。そして1919年(78歳)、そのカーニュで生涯を終えたのでした。

 「絵画を発見するのに20年もかかったよ。自然を見つめ続け、ルーヴルに通い続けて20年を過ごし、そしてやっとみつけたんだ。しかしね、今でも絵画の入り口にいるだけさ。私の一生は、その連続だろうよ」~生涯を通して自らの絵画を模索し続けました。

OUTLINE

熊本会場

2026年7月18日(土)~9月13日(日)

熊本県立美術館

会場

熊本県立美術館
(〒860-0008 熊本県熊本市中央区二の丸2)
TEL:096-352-2111

熊本県立美術館 
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主催
熊本県立美術館、TUKテレビ熊本
特別協賛
肥後銀行
巡回会場共通
特別協力
公益財団法人ポーラ美術振興財団 ポーラ美術館
協力
株式会社トーダン 株式会社リョーユーパン
企画協力
TNCプロジェクト
後援
在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ
静岡会場

2026年9月22日(火・祝)~11月15日(日)

静岡市美術館

会場

静岡市美術館
(〒420-0852 静岡市葵区紺屋町17-1 葵タワー3階)
TEL:054-273-1515

静岡市美術館 
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主催
静岡市、静岡市美術館 指定管理者(公財)静岡市文化振興財団、テレビ静岡、
中日新聞東海本社
特別協賛
セキスイハイム東海
大分会場

2026年11月23日(月・祝)~2027年1月17日(日)

大分県立美術館

会場

大分県立美術館
(〒870-0036 大分市寿町2番1号)
TEL:097-533-4500

大分県立美術館 
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主催
(公財)大分県芸術文化スポーツ財団・大分県立美術館、TOSテレビ大分
東京会場

2027年1月26日(火)~3月28日(日)

東京富士美術館

会場

東京富士美術館
(〒192-0016 東京都八王子市谷野町492-1)
TEL:042-691-4511

東京富士美術館 
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主催
東京富士美術館、東京新聞
岡山会場

2027年4月6日(火)~5月30日(日)

岡山県立美術館

会場

岡山県立美術館
(〒700-0814 岡山市北区天神町8-48)
TEL:086-225-4800

岡山県立美術館 
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主催
岡山県立美術館、山陽新聞社